旅路の里「釜ヶ崎体験セミナー」

tabijinosato

釜ヶ崎は特別な町です。貧しい人びとや弱い立場の人が多く暮らし、多くの支援者が活動しています。ひどい差別や偏見が見受けられると同時に、人間本来がもっている人情ややさしさが溢れる町でもあります。日々変貌しつつある釜ヶ崎の町を訪れることによって、今の社会のあり方を見つめ直し、自分の生き方や信仰のあり方(信者の場合)を問い直す機会を提供しています。

現在、主にカトリック系ミッションスクールの生徒が先生とともに釜ヶ崎を訪れています。季節によりますが、かなり多くの方々が参加されています。

実際には、炊き出しの活動や夜回り活動に参加します。また、ガイド付きの町歩きをして、この町の特徴を体感してもらい、さらに、ベテランの支援者から釜ヶ崎の町の意義を話してもらいます。信者の場合は、労働者のミサに参加し、ともに祈りをささげる場もあります。。来られる曜日や時期によって、セミナーの内容はかなり変化がありますが、関心のある方はどうぞ一度来て見てください。団体でも個人でも受け付けています。HPか電話で問い合わせください。

炊き出し 

勝ち取る会(活動団体紹介参照)が行っている炊き出し活動に参加します。毎週土曜日の野菜丼は早朝から、野菜やお肉を切ることから始まります。その野菜を大きな鍋に入れ薪で焚き上げます。その後、11時半から提供します。参加者の方には野菜を切るところから盛り付け、提供、後片付けを支援者(元労働者の方たちもおられます)の人と一緒にしてもらいます。

夜まわり

木曜夜まわりの会(活動団体紹介参照)を中心に、夜回り活動に参加します。木曜夜回りの会は毎週木曜日21時から、ふるさとの家を出発して、三角公園→南海ガード下→労働センター前→旧労働センター周辺をまわり、そこで野宿している方たちの安全を確認して、お菓子やジュース、スープなどをお渡ししています。釜ヶ崎の朝は早いので寝ておられる方もいます。静かに回ります。

カマの街歩き

釜ヶ崎の朝は4時台から始まります。5時に労働センターが開きますが、その前から求人をする業者が集まってきます。また釜ヶ崎の「特掃」で当日の働くことができる人の番号読み上げは8時半ころから始まります。センター前には多くの人が集まります。労働者の街釜ヶ崎を感じられます。

カマについて聴こう、語ろう

釜ヶ崎の歴史や、現状等旅路のスタッフかお話しします。また釜ヶ崎で長く支援をしてこられた方(シスターにも)や、労働者の方にお話を聞く機会を設定することも計画しています。そして、互いの体験を分かち合います。

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